はじめに
「学校給食ニュース」は、1998年より、全国の学校給食にまつわる様々な問題や事例を、お互いに共有する目的で発行しています。
「学校給食ニュース」の発行母体は、学校給食全国集会実行委員会で、その構成団体は、日本教職員組合、全日本自治団体労働組合、日本消費者連盟、
全国学校給食を考える会です。
この学校給食全国集会は、1985年に出された「学校給食業務の運営の合理化について」(いわゆる合理化通知通達)以降、毎年開催しており、
子ども達のためになる、もっとも配慮した、工夫のできる「教育としての給食」を求めて発表や議論を行なっています。
「学校給食ニュース」の目的は、情報の共有です。
学校給食は、まず、子ども達の教育と健康、成長のためにあります。
そして、学校給食は、栄養士、調理員、教職員、保護者、地域の人々、生産者と実に多くの人々の手によって支えられています。
学校ごと、自治体、地域ごとに、学校給食は特色があり、支える人々の日々の工夫があります。
次世代を担う子ども達のための学校給食予算や施設設備は決して満足いくものではありません。その中での工夫こそが、学校給食を豊かにしています。
そんな工夫をお互いに伝えたいと考えています。
また、一方で、行財政改革や合理化の名の下に、学校給食には厳しい目が注がれています。調理の民間委託や、
時代に逆行するような調理場のセンター化などに対しては、大きな反対の声が上がっています。
地域ごとの問題ですが、抱えている根っこは同じです。問題を共有し、少しでも学校給食がよい方向にいくよう、
これ以上悪くならないようにしましょう。
豊かな、子ども達に配慮した、工夫のある学校給食をめざして、日々の活動と運動を繰り広げるために、「学校給食ニュース」
が少しでもお役に立てば幸いです。
皆様からの情報提供をお待ちしております。
[ 05/12/11 サイトについて ]