2010夏期学校給食学習会案内
2010夏期学校給食学習会
「これからの学校給食を考える」
◆はじめに
ここ数年、学校給食に関連する法律や制度が話題になりました。栄養教諭制度が創設され、食育基本法が作られ、学校給食法が改定されました。
農業分野では「有機農業推進法」も制定され、「安全な食」に高い関心が寄せられています。しかし、市町村合併や地方財政の悪化を背景に、
一万食規模の大型センターの建設が進み、食品の産地偽装や中国産冷凍ギョーザの残留農薬事件など、食への不信感は増す一方です。
調理業務の民間委託の導入率も25%を超えました。この社会状況や経済状況において、これまでの与えられた法律や制度のままでは、
私たちが願ってきた子どもたちのための学校給食を実現することはとても難しいです。
今年2010年、4年前(2006年)に策定された食育推進基本計画が見直されます。学校給食を真ん中に置き、食材・地域・文化・施設・
人材等のたくさんの繋がりを通して社会全体を学ぶ学校給食であることを知り、新しい制度、しくみ、
運用方法作りに各々が地域で参加できるよう、みんなで考える学習会にしましょう。
学習会の一日目は、最新情報をもとに学校給食の将来像を考えましょう。次に、生物多様性や遺伝子組み換え食品、
口蹄疫の問題などをテーマに学習します。
二日目は有機農業について学習し、二つの取り組み事例の報告を受け「これからの学校給食を考える」と題した意見交換会を実施します。
多くの皆さんのご参加をいただきたく、ご案内申し上げます。
◆とき 7月29日(木)・30日(金)
◆ところ ローズホテル横浜2F
神奈川県横浜市中区山下町77 TEL 045-681-3311
元町・中華街駅(みなとみらい線)2番出口より徒歩1分、石川町駅(JR線)中華街口より徒歩10分
◆参加費
2日間:6,000円 / 1日間:4,000円 (資料代込み)
※資料代のみ:1,500円
◆主催
全国学校給食を考える会 東京都学校給食栄養士協議会
協賛 日本教職員組合
スケジュール予定
7/29:12:50~17:
30
「学校給食の将来像を考える
~食育推進基本計画第2期に向けて~」
牧下圭貴さん(学校給食ニュース編集責任者)
「生物多様性と遺伝子組み換え食品」
天笠啓祐さん(環境ジャーナリスト)
「食材の条件 ― 口蹄疫(病気)が治っても食べられないの ―」(仮題)
里見宏さん(健康情報研究センター代表)
7/30: 8:50~16:
30
「有機農業で育むいのち」
澤登早苗さん(恵泉女学園大学人間社会学部教授)
「給食主要野菜自給50%をめざして!」
會田昭広さん(山形県東置賜郡高畠町立二井宿小学校校長)
「給食畑の野菜」を有機野菜に
佐藤一彦さん(臼杵市「給食畑の野菜」有機農業推進協議会)
「意見交換会~これからの学校給食を考える~」
牧下圭貴さん、澤登早苗さん、會田昭広さん、佐藤一彦さん
※会場の皆様にもご参加いただき、学校現場が抱える問題や民間委託などの意見交換を行ないます。
申込み方法、スケジュール詳細、宿泊案内(申込み等)
こちらからダウンロードしてください 2010summer.pdf
[ 10/06/12 集会案内 ]