大阪府堺市で、民間委託差し止めの住民訴訟が提起されました。
大阪府堺市で、民間委託差し止めの住民訴訟が提起されました。
1999年度から学校給食調理の民間委託が導入されはじめた大阪府堺市で、民間委託に対する市民の動きが活発になっています。
堺市監査委員会が、4月24日、学校給食の民間委託を問う住民監査請求を棄却しました。これを受けて堺市の
「堺市の子育て切り捨てに反対する住民ネットワーク」は、5月24日、大阪地方裁判所に民間委託差し止めの住民訴訟を起こしました。
訴訟の形態としては公金支出の損害賠償という形をとりますが、この裁判では、千葉県市川市の住民訴訟と同様に民間委託の違法性が問われます。
また、同ネットワークは、堺市の資料をもとにして、民間委託と直営のコスト計算をしました。
計算は、民間委託を実施した場合と退職した直営調理員を非常勤嘱託職員で補充した場合という比較です。
この試算では、委託する方が導入1年目の平成11年度で6566万円、平成12年度で8588万円が高くなっています。
堺市の子育て切り捨てに反対する住民ネットワークでは、ホームページを開設し、これまでの活動や現状報告、よびかけなどを行っています。また、
同会では、1年間1000円の会費でサポーターを募集中。
http://www.eonet.ne.jp/~sakaijyuuminnet/top.htm←詳しい情報は、
同会のホームページにて
初出記事が古いため、情報が現状と合わなくなっていることがあります。
最新の情報を別途入手してください。
(2001)
[ 01/12/31 委託・合理化 ]