学校給食ニュース
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千葉県松戸市

●千葉県松戸市

 1990年、松戸市の中学校に導入された「弁当併用、メニュー選択、ランチルーム」の給食は、松戸方式として全国に注目を集めました。 すなわち、家庭から弁当を持ってきてもよいし、学校給食でもよい。しかも、メニューは2つの中から選べ、 ランチルームも設置されるというものです。
 この方式は、民間委託を前提にしています。メニュー2つからの選択ということは、実際にはパンとご飯を選べるという程度のものであっても、 調理員の労働は増大します。また、弁当併用のため、調理数も日によって異なります。松戸市は、 当初実施した2校について直営で調理員のパート雇用によってこれに対応していましたが、同市でその後導入された中学校では民間委託となりました。
 この方式は、民間委託とセットになった学校給食の導入として注目され、その後、千葉県船橋市などが取り入れました。
 ところが、松戸市の場合、直営(人件費)と民間委託(契約料)を比較すると1食あたりの経費では、 必ずしも民間委託が安いとは限らないということが、決算結果などから分かってきました。特に、後から導入された中学校ほど、 契約金額が高くなっていることがうかがえます。


(学校給食ニュース0号 1998年2月)

 

[ 98/12/31 委託・合理化 ]


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