時事情報1999年 主に給食運営・施設設備
●名古屋市の給食費値上げと使途目的
食品新聞99年11月29日付けでは、名古屋市の小中学校給食費値上げについてまとめ、小学校で年間約4億円の増分であると指摘。
関係者の見方として、「学校給食会が国庫補助で運営を維持してきたが、行革による補助金廃止や児童数の減少により、
今後の運営が困難になっている。今回の値上げ分は、こうした運営維持の補填に使われるだけで、
供給業者に対する値上げ分の還元はほとんどないだろう」との声を紹介している。(99.12.31)
●岡山県倉敷市の給食事情
中国新聞99年11月7日付けでは、倉敷市の給食事情をまとめている。倉敷市は、小学校55校中51校、
中学校23校中8校が自校調理方式であり、統一献立にしている。約10年前から週に1度自由献立を行っており、セレクト給食、行事食、リザーブ
(予約)給食などを行っている。(99.11.21)
●名古屋市、給食費値上げ
中日新聞99年11月2日付によると、名古屋市教育委員会は、2000年1月から給食費を値上げする。
月3200円を3400円~3500円とする。スクールランチの中学校は、1食240円が250円になる。値上げは91年以来9年ぶり。
(99.11.21)
●高知県中村市、給食実施の方針
高知新聞99年9月8日付によると、高知県中村市では、現在小学校18校、中学校12校中、小学校1校だけが学校給食を実施している。市教委は、
9月7日の市議会教育民政委員会で、小学校給食実施にむけた方針を打ち出した。それによると、市内3~5カ所を拠点校とした親子方式で、調理・
配送は民間委託の方針。早ければ13年度中の着手をめざすという。
●東広島市、センター化へ
中国新聞99年6月8日付によると、広島県東広島市では、現在28の小中学校のうち22校は自校方式で学校給食を実施しているが、
市教委によりセンター化の方針が示された。今後20年間で5センターを設置するとしている。2001年に1センターを設置、
新規の小学校と既存の小学校2校で約2600食のセンターを設置する。また、将来的には民間委託を実施したいという意向を示している。
[ 99/12/31 施設設備 ]