学校給食ニュース
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時事情報2000年 主に給食運営・施設設備

●加古川市、パック米飯を廃止
新潟日報00年11月14日付によると、加古川市は、県内唯一のパック式米飯を廃止し、来年度2学期よりおひつ式に改める。 味やごみ問題の面で問題があるため、保護者などから改善を求める声が上がっていたが、23年間パック式を続けてきた。(00.12.24)

●清水市で中学校完全給食実施へ
静岡新聞00年9月22日付によると、清水市は市内市立中学校14校に来年度から2年の計画で学校給食を実施する。これまでは、 4校のみが実施され、他10校はミルク給食だった。ただし、清水市行政改革推進協議会は、校外調理委託方式を答申。市の栄養士が献立をつくり、 委託業者が調理、盛り付けして学校に配送する方式としている。(00.10.27)

●長崎県西海町、共同調理場の改築完成
長崎新聞00年8月31日付によると、長崎県西海町の学校給食調理場が老朽化に伴い新センターとなり、完成した。小学校4校、中学校2校で、 計1200食をつくる。サラダ料理専用室が設置されている。(00.10.05)

●県学校給食会の苦悩~高知県
高知新聞00年9月25日付によると、高知県学校給食会は、経営危機に陥っている。原因はいくつかあるが、 直接的にはコメなど学校給食用指定物資への政府援助打ち切りで事務費が落ちなくなったこと。 運営経費の半分以上を国からの米の事務費に依存していたという。さらに、地産地消、 地場型給食の増加により地元の産品を県学校給食会を通すことなく直接学校・教育委員会らと生産者らが取り引きするため、 マージン収入も落ちている。99年度まで約7000万円あった運営費は2000年度に5000万円以下に落ち込んでいる。同会では、 職員の給与2割カットなどを実施。高知県は、小麦粉とパンの運搬費で年間108万円を負担しているだけで、今後、 県が学校給食会への対応をどうとるのか、注目を集めている。。(00.10.05)

●高知県中村市、給食実施への検討開始
高知新聞00年7月11日付によると、中村市は、小学校給食実施にむけた市学校給食基本計画策定検討委員会を発足させた。中村市では、 18小学校中1校のみが学校給食を実施している。市教委では、数校単位の親子方式、調理の民間委託を基本に平成14年(2002年) の試行を目指したいとしている。(00.09.19)

●佐賀県江北町で、小1、中1の給食費を全額補助
佐賀新聞00年6月23日付によると、佐賀県杵島郡江北町では、保護者の経済的負担支援を理由に、小学校1年生、 中学校2年生の学校給食費を全額補助する。対象は約200名、本年度から施行し、2学期、3学期分の655万円を補正予算で計上した。 (00.07.10)

●静岡県由比町、学校給食センター落成
静岡新聞00年4月14日付によると、静岡県由比町の由比小学校内に建設中の学校給食センターが完成した。 老朽化に伴い建て替えられていたもので、5月より稼働する。1日1100食、町内の幼稚園、小学校、中学校4校に配食する。(00.06.16)

●千葉県岬町、給食センター完成
千葉新報00年4月11日付によると、岬町学校給食センターが新年度から稼働した。町内の4小学校、1中学校に1350食を配食する。 これまでは、自校方式だったが、老朽化などによりセンター方式に移行した。食器は瀬戸物。(00.06.16)

●京都市中学校弁当給食導入準備進む
京都新聞00年4月18日付によると、京都市の中学校給食等推進委員会は、中間報告をまとめた。京都市では小学校が自校方式であり、 中学校は民間委託による弁当給食が検討されている。中間報告では、寝棺の給食実施計画を学校長が決めることや、 献立作成委員会を設置することなど小学校と同等の方式を求め、また、食教育主任を設置することを求めている。本年度の施行対象校として、 配膳室用の空き教室などの状況から6中学校を選んだ。夏休み中に冷凍庫、保温庫などを設置し、改装、ランチルームも用意するという。 施行開始予定は11月。献立は、ごはん、おかず(主催1、副菜4)の弁当に、牛乳。弁当持参か、 給食かは1カ月前にメニューを配布し選択申込みとなる。(00.06.16)

●高知県物部村、県立校が村立給食センターの給食を
高知新聞00年4月19日付によると、高知県物部村の大栃高校は本年度より同村の学校給食センターの給食を生徒に配食している。 大栃高校は従来村内の業者が食堂を経営していたが採算難で撤退。村立学校給食センターは、現在小学校1、中学校1校に約200食を配食。 過去には400食を作っており、設備に余裕があった。そのため、県と村とで対応を協議、設備を分担して設置し、導入することとなった。 食堂の頃より利用率は上がっているという。献立は小中学校と同じ。(00.06.16)

●佐賀市でセンター方式に反対する集会
毎日新聞00年5月21日付によると、佐賀市で20日に学校給食を考えるシンポジウムが開催された。 佐賀市や大和町で学校給食を自校式からセンター方式に移行する動きに反対するもの。(00.06.16)

●横浜市、中学校弁当給食全校へ
神奈川新聞0年3月28日付によると、横浜市教育委員会は、 99年9月からモデル事業として22校で行ってきた予約による中学校の弁当給食をふまえ、 全校に自動予約発券システムを導入するためのシステム構築を検討する。2000年度には検討予算として約640万円を計上。(00.05.27)

●高知市、中学校給食試行に問題
高知新聞00年3月14日付によると、高知市が本年度予定していた弁当方式による中学校給食の試行は、 委託先業者が文部省の衛生管理基準達成のために負担が大きいとして実施の見通しが立たなくなった。同市は、 市の合併以前から給食を実施していた3校をのぞく13校で中学校給食が行われていない。99年3月議会では、親子方式と民間委託弁当方式の併用、 弁当持参選択制の実施方式を表明している。なお、親子方式については、1小学校-1中学校のみが試行できる準備が整っているという。試行は未定。 (00.5.9)

●新潟市、中学給食導入方針
新潟日報00年3月7日付けによると、新潟市議会で中学校給食を導入する方針が打ち出された。現在新潟市では4校が給食を実施しており、 他の26校は牛乳給食のみ。しかし自校直営か、民間委託、センター化になるかなどで議論は続いている。(00.4.30)

●米飯給食と牛乳…
朝日新聞00年3月29日付では、連載記事「モノわかりのいい話」の最終回で「米飯給食に牛乳どうして?」と題し、 米飯給食と牛乳の組み合わせについて問題提起した。記事の中では、米飯給食の和食献立を紹介した上で、そこに牛乳が組み合わせる不自然さを指摘。 これに対し、文部省学校健康教育課の金田調査官は「カルシウムの必要から牛乳ははずせない」「日本には古来、 飛鳥なべなど牛乳の乳を利用した献立もあり、米と牛乳の取り合わせがそんなにおかしいとも思えない」としている。一方で、 静岡市のように学校給食に温かいお茶を出しているところでは、 牛乳が大量に残るなどの問題があるが学校給食実施基準で牛乳を他の時間に配るなどの対処ができないため対応に苦慮している。(00.04.0)

●全電化学校給食センター完成
日刊工業新聞00年3月24日付によると、広島県甲奴町に全電化の学校給食センターが完成した。建設費1億9100万円、1日約500食。 4月より稼働する。(00.04.0)

●都内小中学校の給食費滞納増加
東京新聞1月21日付によると、大田区、葛飾区などで、給食費の滞納者が増加傾向にある。滞納者の増加による食材費の圧迫、 食材の変更などを区側は影響として指摘している。(00.3.29)

●高知市、中学校給食試行
高知新聞00年1月16日付によると、高知市は00年度より中学校給食の試行を行う。民間業者による弁当配送方式と、 家庭からの弁当の選択を認める選択方式を中心に、小学校給食との親子方式も試行する方針。ただし、親子方式は、 小学校調理場の改修で可能なところに限られるという。「高知市の学校給食をよくする会」は、自校方式を求める一方、 弁当では教育的意義が薄いとして反対している。高知市では2000年度内の試行によりその後の導入方針を固めるとしている。(00.3.29)

●長野県松本市の給食センター移転改築
建設通信新聞00年2月25日付けによると、長野県松本市は、現在市の中心部にあるふたつの給食センターを南北に分散し建設する。 2000年度単年度で第一給食センターを移転改築する。当初、規模は小学校約12000食となる。(00.3.29)

●東広島市センター化の具体案
中国新聞00年2月4日付によると、東広島市教育委員会は、市内28の小中学校給食を今後15年かけ、 6ブロックでセンター化するという具体的方針を明らかにした。各センターとも3000食前後を計画。配送を民間委託とする予定。また、 現在79人いる直営調理員を退職者不補充により50人ほどへ削減、将来は民間委託も視野に入れるという。同市のセンター化方針については、 すでに保護者らが約8000人分の反対署名を提出している。(00.2.26)

●京都市中学校給食を選択制で
京都新聞00年1月15日付によると、京都市教育委員会の諮問機関は、中学校給食導入に関し、自由選択制を取り入れることを答申した。また、 調理室を設けず、食材調達も含めた校外調理による民間委託方式が望ましいと答申した。2000年度中に複数の学校で試験導入する方針。 (00.2.26)

●前橋市、富士見村、広域センター建設へ
上毛新聞99年12月17日付によると、群馬県前橋市と隣接する富士見村は、前橋市北部共同調理場と富士見村給食センターの老朽化に伴い、 2004年度までに統合した給食センターを共同設置することで合意した。両市町村の16校、約8000食が対象となる。(00.2.26)

●甲府市、給食費値上げ
山梨日々新聞99年12月17日付によると、甲府市は、2000年4月から学校給食費を10%前後値上げすると発表した。小学校は9.59% の値上げで月4000円、中学校は1食270円を300円にする。理由として消費税が3%から5%に引き上げられた際に値上げしていないことと、 輸入肉の国産化、遺伝子組み換え食品不使用などによるコスト増を上げている。(00.2.26)

●岡山市、給食経費削減方針
山陽新聞99年12月25日付によると、岡山市学校給食運営審議会は、5年以内を目標に給食経費を1食あたり約3割、 200円程度削減するように求めた中間報告書を提出した。民間委託、第三セクター、多機能化、PTAによる運営などを提示している。 (00.2.26)

●佐賀県大和町で給食室廃止に反発
佐賀新聞99年12月26日付によると、佐賀県佐賀郡大和町の松梅小学校で校舎改築に伴い給食室を廃止し、 他校の給食室で作られた給食が運ばれる親子方式への変更が打ち出され、保護者らからの反発を受けている。同校の給食は、 地域の要望で昭和35年に開始され、アレルギー対応食など様々な工夫をしており、地域からも同校の給食への信頼は深いという。(00.2.15)

●山梨県双葉町、給食センター新築で決定
山梨日日新聞99年12月3日付によると、山梨県双葉町は、 現在の給食センターとは別の場所に新しい給食センターを建設するための予定地を決定し、2000年度中の着工、完成をめざす。 当初外注方式への切り替えを検討していたが、保護者からは自校式を求める声が上がり、結果的に新センター建築となった。(00.1.27)

●世田谷区八幡中学校で選択制の試み
読売新聞00年1月13日付では、給食の選択制について取り上げている。 世田谷区八幡中学校では99年12月15日に給食と弁当の選択を試行した。全校生徒214人中、弁当は126人であった。 試行の背景には2年前からの議論があり、O-157の影響で生野菜が出ないなどの保護者からの苦情や、 99年1月と10月の異物混入を受けてPTAが試験導入を求め、校長が受け入れたため。2月にも1週間程度の試行を行うという。 世田谷区教委はとまどっているという。(00.1.27)

 

[ 00/12/31 施設設備 ]


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