学校給食ニュース
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時事情報2002年 主に給食運営・施設設備

●高知県安芸市で小学校給食実施に向けた動き
高知新聞02年10月23日付によると、高知県安芸市では、現在小学校10校中3校のみ学校給食が行われている。市学校給食検討会は、 市内全小学校で自校方式による給食実施を求める報告書をまとめた。今後財源などを検討し、実施に向けての動きを早めるという。 (02.11.18)

●名古屋市、給食食材情報を公開
中日新聞02年9月28日付によると、愛知県名古屋市教育委員会は、学校給食の食材や産地情報をホームページで公開することを決めた。 できるところから早期に開設したいという。02年11月1日現在、献立はすべて公開されている。個別の食材や産地の情報は未掲載。 http://www.city.nagoya.jp/ (名古屋市)(02.11.18)

●高知県学校給食パンの混乱が続く
高知新聞02年8月31日付によると、高知市をはじめ県内23市町村の学校給食用パン供給に問題が生じている。02年6月、 高知市の製パン業者の給食用パンに虫が混入、7月に生焼けのパンが出されるなどの問題があり、業者が納入を辞退した。2学期に向け、 県学校給食会が模索したものの、県内の1業者から2000個、県外大手業者から、 材料を自社指定にすることを条件に4000個の納入を決めただけで、必要量の4割にとどまっている。県学校給食会では、 主力のコッペパン以外のパンや冷凍パン、米飯の拡大を各自治体に求めている。(02.10.09)

●青森家木造町で新規統合校に自校式給食
陸奥新報02年7月24日付によると、青森県木造町では、小学校6校が統合し02年4月に穂波小学校として開校した。 他の小学校は給食センターだが、統合に伴い、自校式でランチルームなどを設置。このほど保護者らによる試食会が行われた。(02.09.11)

●神戸市、中学校で弁当販売試行検討
神戸新聞02年8月6日付によると、兵庫県神戸市は、中学校給食を実施していないが、生徒への昼食対策として、業者による弁当販売を検討。 03年1月より一部中学校で試行するとしている。弁当の内容は栄養士が助言、指導するとしている。(02.09.11)

●富山市、中学校給食で主食に男女の差
朝日新聞02年5月21日付によると、富山市では、中学校給食をはじめた1975年以来、パン、米飯ともに男女に量の差をつけている、 市教委では、エネルギー代謝がちがうとして男女差別ではないとしている。なお、給食費も女子の方が年千円ほど安い。 文部科学省の平均所要栄養量基準に対しては、男子が上回り、女子が下回る。(02.06.23)

●東京都八王子市の私立中学で朝の給食開始
産経新聞02年5月20日付によると、東京都八王子市の私立穎明館中高で朝の給食が開始された。1100人ほどの生徒のうち、 利用は30人ほどだが、朝を抜く生徒が多い中、朝食の習慣をつけさせるために行っているという。(02.06.23)

●青森市、センター方式選択式の中学校給食へ
秋田魁新報02年5月7日付によると、青森市教委は、2004年度より、市内20の中学校を対象に学校給食を開始する予定。 1万食規模のセンターで、2種類の献立を数週間前に生徒に提示、選択方式で供給する。さらに、弁当持参も認める。従来、 中学校給食は実施されていなかった。(02.06.23)

●富山県新湊市で給食費大幅残、返却へ
北日本新聞02年4月26日付によると、新湊市の学校給食センターは、2001年度会計で約660万円の剰余金を出し、 翌年の給食費と相殺して精算する。卒業した中学生については、一人あたり1860円を返却した。 剰余金の理由として野菜の値動きが安めに推移したためとしている。(02.06.23)

●山梨県山中湖村で給食センター完成
山梨日日新聞02年4月26日付によると、山梨県山中湖村の学校給食センターが完成した。1日800食で、2小学校1中学校に給食を提供する。 旧設備の老朽化にともなうもので、ドライシステム。(02.06.23)

●広島市で、小学校年間残食率5%
中国新聞02年3月26日付によると、広島市教委は、小学校給食の年間残食率を調査した。その結果、2000年度の残食率は5%で約130トン。 91年度の3.3%から増加した。調理残さを含む生ごみ処理費用は、市内135校で約2000万円となる。 特に和食献立での残食が多いという結果が出ている。(02.05.13)

●長崎県南高有明町で給食センター完成
長崎新聞02年3月30日付によると、南高有明町の給食センターが完成した。3小学校1中学校の約1500食をつくる。老朽化による新築移転。 (02.05.13)


●鹿児島県西之表市で給食センター完成
南日本新聞02年4月8日付によると、西之表市で自校方式から学校給食センター方式に切り替えた給食センターが完成。 小中学校17校の約2200食を調理する。ドライシステムで、食器にはCOP(シクロオレフィンポリマー)を使用。(02.05.13)


●鹿児島県阿久根市で給食センター完成
南日本新聞02年4月1日付によると、阿久根市で学校給食センターが完成した。阿久根中学校をのぞく全小中学校の約2200食を調理する。 ドライシステムで、食器にはPEN(ポリエチレンナフタート)を使用。(02.05.13)

●秋田県雄和町で給食センターが完成
秋田魁新報02年3月27日付によると、雄和町で移転新築の学校給食センターが完成した。6小中学校の約750食を調理。ドライシステム、 オール電化。(02.05.13)


●仙台市の給食パン混乱続く
河北新報02年4月19日付24日付、仙台市を中心に学校給食用パンを製造するため4月より操業をはじめた学校給食パン宮城協同組合による、 遅配トラブルが続いている。地域のパン業者が共同で大規模製パン工場を作ったが、実際に給食向け製造がはじまると、製造対応が間に合わず、遅配、 別のパンの配送などのトラブルが生じた。宮城県学校給食会は、工場の負担軽減を考え、パンの種類を減らすなど検討しているが、 本末転倒だとして異論が多く出されている。製造量も、最大9万とされているが、現状は6万が限界で、9万になるのは半年後とみられている。 (02.05.13)


●大阪市、食材検討委員会を設置
朝日新聞02年3月28日付によると、大阪市教育委員会は、学校給食用食材検討委員会を設置した。業者登録制度、契約、 検品などの改善策を検討する。会議は非公開で6月上旬に結論。(02.04.20)

●給食費滞納、東京都内の状況
毎日新聞02年4月2日付では、特集記事「なんだか変、東京ウォッチング」の中で給食費滞納についてまとめている。それによれば、 滞納者は経済的困窮によるものではない場合も目立つという。なお、葛飾区の場合で、小学校73校合計年間756万円(00年)となっている。 (02.04.20)

●仙台市、新方式の給食パン、初日にトラブル
河北新報02年4月12日付、13日付によると、仙台市の新年度学校給食初日に多くの学校でパンが届かないというトラブルが発生した。 仙台市の給食用パンは、本年度から名取市の学校給食パン宮城協同組合共同工場で一括製造することになっていた。製造が予定より遅れ、 配送も遅れたため、小中学校44校でパンの到着が遅れ、給食時間を繰り上げていた新1年生を中心にパンなしの給食があいついだ。 翌日も4校が予定より遅れたが、給食時間には間に合った。(02.04.20)

●山形市、給食センター改築方針
山形新聞02年3月21日付によると、山形市は、現在市内1つの学校給食センターで約23000食を作っているが、これを3施設に分散新築し、 各8000食以下、喫食まで2時間以内を達成する方針を固めた。現センターの老朽化に対する対応として。 05年に1施設目の新築稼動を目指し準備を進める。(02.04.20)

●秋田県中仙町、給食開始
秋田魁新報02年3月16日付によると、秋田県で唯一給食を実施していなかった中仙町の学校給食センターが完成し4月より給食を実施する。 全電化、町が設立した学校給食協会に調理を業務委託する。町内小中学校6校、1100食。(02.04.20)

●宮城県利府町、地域ぐるみで給食支援
河北新報02年3月17日付によると、宮城県利府町教委は02年度より学校給食センターの下に学校給食支援組織キャベツクラブ(仮称) を設置する。町民、保護者、センター職員で構成され、食文化の指導、献立研究、環境研究、食材提供などを行う。食事マナーや、 伝統食を盛り込んだ献立づくり、休耕の畑で食材を栽培する活動が考えられている。学校給食だけでなく、 スローフードを理念に家庭での食の大切さにつながる活動も行うとしている。(02.03.30)

●大阪府、牛乳毎日2万本廃棄
読売新聞02年3月2日付によると、大阪府は給食用牛乳の廃棄について調査し、その結果をまとめた。調査は、 乳業団体から廃棄量が年々増えているとの声を受けて行われた。それによると、府内1239校が給食で牛乳を出し、1日約55万本となる。 01年6月から9月の調査では毎日約2万本がまったく飲まれないままに回収されていた。冬季は3万本を超えるという見通しもある。 2万本は乳牛200頭の1日の搾乳量にあたる。府では、人気アニメのキャラクターをつかったビデオや小冊子、教員向けの解説書などをつくり、 牛乳離れを防ぎたいとしている。(02.03.30)

●根室市、給食費滞納に強制手段
北海道新聞02年3月1日付によると、根室市学校給食協会は、給食費を長期滞納する保護者に対し、 給与の差し押さえも念頭においた督促を行うことにした。同協会は、市教委、学校、PTAで構成され、給食費は中学校で学校への持参、 小学校ではPTAの保護者が各家庭を回って徴収している。数年前に、累積滞納金約2300万円を欠損処理したが、 あらたに1千万円を超える滞納金が発生しているという。滞納家庭は毎年度70世帯ほどある。市教委では、 生活保護や就学援助などの公的支援を受けずに「誠意ある対応を示さない」11世帯に内容証明付きの督促状を送った。 2世帯は返済の意志を示したため、9世帯に対し、法的手続きにはいるとしている。(02.03.30)

●市町村合併、給食方式は?(静岡市と清水市)
静岡新聞02年3月1日付によると、合併を決めた静岡市と清水市では学校給食方式が異なる。静岡市は、小中学校ともに給食センター方式。 清水市は、小学校が自校方式、中学校は委託弁当方式。給食費も若干異なる。今後、静岡市と清水市で協議が行われる見通し。(02.03.30)

●鹿児島県市来町、給食センター落成
南日本新聞02年3月1日付によると、鹿児島県市来町は完全電化ドライシステムの学校給食センターを新築した。町内幼稚園、 小中学校の約860食を調理する。完全電化は、鹿児島県初。(02.03.30)

●秋田県千畑町、学校給食センター完成
秋田魁新報02年1月22日付によると、千畑町学校給食センターが完成した。移転新築で、幼稚園、小中学校4カ所の給食をつくる。 電力の一部を太陽光でまかなうほか、生ごみ処理機を導入。総事業費約6億円。(02.03.03)

●長野県望月町で自校、センターの議論
信濃毎日新聞01年11月14日付によると、長野県望月町には4小学校1中学校があり、1小学校が自校方式で、 他は中学校併設の給食センターを利用している。以前はすべて自校方式だったが、校舎改築などで徐々に中学校施設に統合されてきた背景があり、 施設の老朽化などを受けてセンター統一の動きがある。一方、PTAなどからは自校方式を望む声がある。学校統合などの動きもあり、 町教委は8月に小中学校施設整備検討委員会を設置し、議論を尽くすとしている。(01.12.13)

●大阪府四条畷市の中学校給食カロリー不足
毎日新聞01年12月21日付によると、大阪府四条畷市では過去5年間、 中学校の学校給食のカロリー量が文部科学省の基準より下回っていることがわかった。2001年度は平均70kcal不足しているという。 給食費は月3600円で全国平均より約800円安く、92年より据え置きされている。 直接の原因として食べ残しの多いパンを小さくしたことがあるとされている。府教委が改善を指導、市教委は陳謝している。周囲からは、 非難する声と、栄養中心で考える必要はないという声があるとしている。(01.12.13)

 

[ 02/12/31 施設設備 ]


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