宮城県塩竃市、センター化方針をまとめる
宮城県塩竃市は、2013年10月11日から22日にかけて「塩竈市学校給食運営プラン(案)」のパブリックコメントを行った。2010年度に「塩竈市学校給食あり方懇話会」を設置し、2012年度の「塩竈市学校給食運営プラン研究協議会」を経て示されたもの。
現在、塩竃市の学校給食は小中学校ともに自校方式である。8校が築30年超で老朽化が課題となっており、2校が15年を経過し、ドライ方式は1施設のみとなっている。また、1施設以外は加熱機器が回転釜のみであり、献立の多様化に制約がかかっている。衛生管理基準に沿って改築する場合の面積の確保等のほかに、放射能対応、食物アレルギー対応等で、「自校方式」の困難さを指摘。調理についても、各学校正規2名、他は非常勤として、「自校方式による効率的な運営は困難」としている。そこから、「運営プラン(案)」では独自の試算を示し、センター方式を提言。4000食のセンターを整備する。整備にあたっては、2013~2014年度にPFI導入検討を行い、2018年供用開始を目指すとしている。なお、調理の民間委託についても触れられており、PFI方式、直営方式のいずれでも、調理は委託が検討されると考えられる。
センターは、アレルギー対応専用調理施設を設けるとしている。
塩竈市学校給食運営プラン(案)に対するパブリックコメント
http://www.city.shiogama.miyagi.jp/kyoikusomu/kyoiku/gakko/kyusyoku.html
[ 14/01/31 施設設備 ]