東京都、栄養教諭導入に向けて方針
●東京都、栄養教諭導入に向けて方針
東京都教育庁平成19年10月11日報道発表によると、東京都教育委員会は栄養教諭制度の導入に向けた方針をまとめた。
東京都では、公立学校での食育推進体制について、各学校に食育推進チームを編成、食育リーダーを起き、中核的役割を担うとしている。
栄養教諭は、配置校で栄養教諭としての職務を行うとともに、区市町村の食育リーダーの支援を行うとしている。
平成20年度をめどに複数のモデル地区で配置、その後全区市へ導入。
職務として
・食育リーダーの支援(教材・指導法の提供、授業公開、研修会講師、地区内の食育リーダー・教員に対する助言等)
東京都独自職務
・学校給食の管理
・食に関する指導(児童生徒に対する個別指導、学級担任等と連携した集団的な食に関する指導、全体計画の作成・食育のコーディネート)
能力要件として
・食育リーダーとしての実績
・指導や指導資料作成等の実績
・学校給食や食に関する指導について、教職員に対する指導・助言をできる能力
資格要件として
・栄養教諭免許取得
このように東京都では、栄養教諭に特別の職務や能力要件を設定しており、文部科学省の栄養教諭とは異なる性格を持っていることになる。 独自の食育リーダー制度とともに、今後、どのような食育体制を取るのか注目されるところである。
東京都における栄養教諭の導入について
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr071011e.htm
公立学校における食育に関する検討委員会報告書
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2006/07/20g7r200.htm
[ 07/12/15 栄養職員・調理員 ]