学校給食ニュース
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都道府県状況 25 滋賀県

都道府県状況 25 滋賀県


■食育推進計画に関して(2007年2月8日現在)
滋賀県は、滋賀県食育推進計画を策定するために、滋賀県食育推進協議会を平成18年度に開催している。また、平成19年2月には、 県内7カ所で、食育推進計画策定と環境こだわり農業推進基本計画の見直しに関する県民との意見交換会を開催している。
滋賀県食育推進計画は、平成18年度中に策定される見込み。
担当は、健康福祉部健康推進課。

(計画が策定されたところであらためてまとめる予定)

追記(2007年5月24日)
「(仮称)おうみの食育推進計画」(案)としてパブリックコメントを平成19年3月20日から4月19日まで実施している。

(計画が策定されたところであらためてまとめる予定)

滋賀県
http://www.pref.shiga.jp/

健康福祉部健康推進課
http://www.pref.shiga.jp/e/kenko-t/index.html

県内各地域で県民との意見交換会を開催 ~テーマは、食育推進計画の策定と環境こだわり農業推進基本計画の見直し~
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/gb00/20070201.html



■2006年5月23
日までのまとめ
滋賀県の学校給食所轄は、 滋賀県教育委員会スポーツ健康課で、管理施設担当が行っている。
以下、平成16年度の給食状況。
小学校は、236校中232校が学校給食を実施し4校は休校、225校が完全給食、5校が補食給食、2校がミルク給食となっている。完全、 補食給食のうち、単独調理場は73校、共同調理場は157校となっている。
中学校は、101校中62校が学校給食を実施、休校1、未実施38校で、完全給食が47校、補食給食が2校、 ミルク給食が13校となっている。完全・補食給食のうち単独調理場が6校、共同調理場は43校となっている。
市町村別の実施状況も掲載されている。
食器は、小学校で多いものから、ポリプロピレン(40.4%)、メラミン、強化磁器、PENの順となっている。強化耐熱ガラス(2.6%・ 6校)、ポリカーボネートが(3.0%・7校)使用されている。中学校では、多いものから、メラミン(32.7%)、ポリプロピレン、 PEN、強化磁器の順となっている。強化耐熱ガラス(2.0%・1校)、ポリカーボネート(12.2%・6校)も使用されている。
食堂・ランチルームは、専用食堂、兼用食堂等を含め、小学校で35校(完全・補食給食実施校230校中)、中学校で5校(49校中) となっている。

米飯給食は、小学校で225校が実施、自校炊飯84校、委託炊飯134校、弁当持参7校。中学校では、47校が実施、自校炊飯31校、 委託炊飯13校、弁当持参3校となっている。週平均3.08回(学校数平均)。
地場産の利用状況は、平成15年度分が掲載され、野菜別、市町内産、県内産別に市町数と量目がまとめられている。野菜(梅干し、漬物、 干し野菜含む)では、市町内産が101トン、県内産が78トン利用されている。いも類(こんにゃく含む)は、市町内産13トン、 県内産2.8トン。きのこ類は、市町内産252kg、県内産197kg、果物(干し柿含む)は、市町内産1632kg、県内産65kg、 豆類(味噌含む)は、市町内産8120kg、県内産373kg、湖魚類(佃煮含む)は、合計で13.4トンが利用されている。 使用されている比率は県産よりも市町内産が圧倒的に多く、近場からの利用が図られている実態が明らかになっている。

びわ湖を持ち、石けん運動が盛んな県であり、洗浄剤についても、まとめられている。市町村別では、石けんのみが5、 石けんと複合石けんが1、石けんと洗浄剤が4、複合石けんが11、複合石けんと洗浄剤が21、その他のいくつかの併用が7となっている。

民間委託については、調理は全面委託が13校、派遣が39校で、全体の18.6%にのぼる。

バイキング・セレクト方式、給食費、学校栄養職員、調理員配置状況、学校栄養職員の食への指導参画状況、 給食年表などが記載されている。

栄養教諭は、平成18年度から設置した。


滋賀県が行っている湖国菜の花エコプロジェクトの一環として、県教委は、菜の花でうみのこを動かそう事業を実施し、学校で菜の花を栽培し、 学校給食で菜種油を利用、廃油を学習船うみのこの燃料とする事業であり、平成14年度に開始、 平成15年秋に学校給食で菜種油を活かした料理が登場した。


平成18年度の教育行政重点施策では、食育・健康教育の推進として、湖っ子食育推進事業を行い、小学校では月1回食育の日を設置、 食の指導参考資料の作成や教職員への食育研修を行うとしている。また、環境学習として、菜の花の栽培、 菜種油の給食での活用と廃油による学習船を動かす事業が継続されている。
平成18年度の学校教育の指針では、食育に関しては、「年間指導計画を作成し、全教職員共通理解のもと、各教科・道徳・特別活動・ 総合的な学習の時間等教育活動全体で食に関する指導に取り組む」「学校給食を「生きた教材」としてさまざまな学習に活用し、 効果的な食に関する指導を行う」「家庭や地域等と連携した食育に取り組む」ことや、「いのちの恵みや郷土の食文化を知るとともに、 友情や助け合い・協力の態度をはぐくむ食育に取り組む」ことなどを挙げている。


滋賀県は、「食の安全・安心に関する基本方針」を平成15年に策定し、平成16年度から平成20年度までの5年間の計画を立てた。 その中の重点項目のひとつに「食の教育の推進」があり、
学校教育全体で「食」に関する指導の充実を行うなかで、学校給食を活用し、学校栄養職員の参画を推進します。
小学校において、「田んぼの学校推進事業」と「農業体験パイロット事業」を実施することにより、子どもたちに、自らが「作り」「育て」 「収穫し」「食べる」という一連の農業体験の場を提供します。
学校給食において学校、家庭、地域が連携し、食生活についての正しい理解と望ましい習慣が身につくような活動の推進に努めます。
としている。


平成15年には、「滋賀県環境こだわり農業推進条例」も成立し、「滋賀県環境こだわり農業推進基本計画」(平成15年12月)が立てられた。 その中で、食育関係について、「食農教育の推進」として、
市町村等との連携のもとで、環境こだわり農産物の学校給食での利用を促進します。また、そのことを通じて、 保護者等による環境こだわり農産物の利用や環境こだわり農業に対する理解の促進につなげます。
子供たちに食べ物の大切さや農業の重要性、さらには、環境を守ることの意義や健康について学んでもらうため、学校教育に農業体験や生き物・ 自然とのふれあいに関する学習を採り入れます。
と重点施策に入っている。


滋賀県
http://www.pref.shiga.jp/

食の安全情報(県民文化生活部生活衛生課食の安全推進室)
http://www.pref.shiga.jp/e/shoku/index.htm

食の安全・安心アクションプラン
http://www.pref.shiga.jp/e/shoku/01anzen/plan/

農政水産部環境こだわり農業課
http://www.pref.shiga.jp/g/kodawari/

健康いきいき21(学校給食に関してはとくになし)
http://www.pref.shiga.jp/e/kenko-t/kenko_dukuri/21plan/index.html

滋賀県教育委員会
http://www.pref.shiga.jp/edu/

滋賀の学校給食(平成16年度)
http://www.pref.shiga.jp/edu/content/09_physical_culture/health-feeding/h16/index.html

教育行政重点施策
http://www.pref.shiga.jp/edu/content/02_outline/objective/index.html

学校教育の指針
http://www.pref.shiga.jp/edu/content/06_education/guidelines.html

(財)滋賀県学校給食会
http://www.shigakyu.or.jp/

 

[ 07/05/24 取材メモ・リンク ]


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