都道府県状況 37 香川県
都道府県状況 37 香川県
■かがわ食育アクションプラン(香川県食育推進計画) (2007年4月24日更新)
香川県は、パブリックコメントを経て、平成18年度中に香川県食育推進計画を策定した。名称は、かがわ食育アクションプラン。
担当は、健康福祉部健康福祉総務課食育推進グループ
期間は、平成19年度から22年度の4年間。
関係する「香川県食の安全・安心基本指針」「健やか香川21ヘルスプラン」「香川県次世代育成支援行動計画」「香川県農業・
農村基本計画」「香川県教育基本計画」などと整合、連携してつくられたもの。
数値目標を具体化しており、また、取り組み主体についても明記している。
学校給食については、「生きた教材」として位置づけ、地場産、郷土料理や食育の普及啓発のために、試食会、料理教室など家庭、
地域との連携も挙げている。
学校での全体計画策定推進や、教職員の食に関する指導力向上を挙げている。
栄養教諭については、「配置の推進に努めます」としている。
また、子どもの健康について、「栄養教諭や養護教諭を中心に教職員や学校医、関係機関が連携し、
子どもの食生活や健康に関する実態を把握するとともに、子どもや保護者に対する肥満等の個別指導の推進を図ります」としている。
【重点推進プログラム】
在宅の子育て家庭に対する食育支援
子どもの肥満予防
家庭に向けた啓発活動と連携の促進
地域と連携した体験活動の充実
「生きた教材」としての学校給食の充実・活用
「食育の計画」に基づく保育所等における食育の推進
「さぬきうどん」等を生かした地域づくり
さぬきの食文化の啓発・継承
香川型食生活の提唱等
かがわ地産地消推進員や地産地消協力店等による食の理解の促進
地域におけるネットワークの構築
「かがわ食育応援団」(仮称)による食育支援
県民皆ヘルスサポーター運動や3・3・30 運動の推進
「朝ごはん大好き、野菜大好き、讃岐っ子」運動の推進
「かがわ食育の日」と「おいしいねかがわ」等の提唱
食育シンポジウムの開催等
【主な目標】 (特筆なきは平成18年度→22年度、間の「学校」等は、取り組み主体)
児童生徒の肥満傾向の割合(小学校5年生) 学校 10.5% → 減少
児童生徒の肥満傾向の割合(中学校2年生) 学校 12.1% → 減少
児童生徒の朝食の欠食率(小学校5年生) 学校 2.6% → 0%
児童生徒の朝食の欠食率(中学校2年生) 学校 3.3% → 0%
幼稚園における食育教室の実施園数(累計) 30 → 150
栄養教諭・学校栄養職員による食に関する指導を行っている小学校の割合 90.2% → 100%
栄養教諭・学校栄養職員による食に関する指導を行っている中学校の割合 80.0% → 100%
食に関する年間指導計画を作成している小学校の割合 63.4% → 100%
食に関する年間指導計画を作成している中学校の割合 50.0% → 100%
地域と連携した体験活動を行っている小学校の割合 学校 83.1% → 100%
学校給食における地場産物を活用する割合(食材数ベース) 学校 26.9% → 30%以上
保育計画と連動した「食育の計画」を策定している保育所の割合保育所 60.7% → 100%
香川県
http://www.pref.kagawa.jp/
香川の食育
http://www.pref.kagawa.jp/kenkosomu/shokuiku/question/promotion_plan.html
かがわ食育アクションプラン(香川県食育推進計画)
http://www.pref.kagawa.jp/kenkosomu/shokuiku/question/promotion_plan.html
パブリックコメント結果
http://www.pref.kagawa.jp/pubsys/cgi/contents_view.cgi?cd=17038
教育委員会
http://www.pref.kagawa.jp/kenkyoui/
健康福祉情報ネットワーク
http://www.hw.kagawa-swc.or.jp/
■2006年6月15日までのまとめ
香川県の学校給食所轄は教育委員会保健体育課である。
小学校の完全給食98.6%、ミルク給食1.4%。中学校完全給食97.5%、ミルク給食2.5%。米飯給食は、 小学校で週3回が73.1%、中学校で67.9%となっている(平成16年5月現在)
香川県は平成18年度から栄養教諭を配置している。
「香川県教育基本計画」(平成17年3月)では、重点項目に「食生活や健康、安全に関する指導の充実」を上げている。食に関しては、 学校給食での地場産物、郷土料理の取り入れ、「香川県食の安全・安心基本指針」にそった取り扱い、 学校栄養職員の単独教科指導や栄養教諭の導入検討をとりいれ、学校栄養職員による食に関する指導を行っている小・中学校の割合を現状77% から平成22年度の目標100%としている。
「香川県食の安全・安心基本指針」(平成16年3月)では、「食育の推進」をかかげ、「食育推進会議の設置」「食育推進計画」策定、
学校等での食育、地場産給食等をあげている。
基本指針にもとづいて設置された「香川県農林水産物の安全・安心確保計画」(平成18年度版)では、食育に関して、
「生産者や食品加工流通業者、地域等との連携」の食育推進プログラムの開発、産地見学会、
かがわ地産地消推進員向けの情報提供などを事業としている。
また、同じく基本指針にもとづいて設置された「香川県消費者の食の安全・安心推進計画」(平成18年度版 案)では、
食育推進研修会を行うことなどを盛り込んでいる。
「香川県新世紀基本構想 みどり・うるおい・にぎわい創造プラン」(2005-2010、平成17年3月)では、 重点推進プランに食育の推進を入れている。
農政水産部農業生産流通課では、平成18年2月に、「家庭でつくる給食献立~旬を実感!食育レシピ~」を作成、 家庭科で調理学習をする小学校5年生を対象に配布した。学校栄養職員の協力でつくられたもので、 地場産農水産物を使った給食献立のレシピ集や学校給食献立の紹介。
「香川県食育推進方針」(平成18年3月)は、食育基本法と県の健康増進計画「健やか香川21ヘルスプラン」 の見直しと合わせた健康づくり施策として立てられている。学校・保育所の活動目標として、「学校にお希有r食育推進体制の整備、 学校給食等に地場産物を活用、食育の視点に立った保育目標の設定」があげられている。また、特色ある取り組みの推進として、 「全国に先駆けて実施している学校における食育活動の活動 特色ある事例として全国から注目されている、 子どもが自分の弁当を作るといった食育活動を推進する」などをあげている。この方針に基づいて計画をたてる食育推進会議については、 健康福祉総務課食育推進グループが担当となっている。
香川県
http://www.pref.kagawa.jp/
香川県新世紀基本構想 みどり・うるおい・にぎわい創造プラン
http://www.pref.kagawa.jp/seisaku/sinseiki/
香川県食の安全・安心ホームページ
http://www.pref.kagawa.jp/eisei/syokuanzen/
香川県食の安全・安心基本指針
http://www.pref.kagawa.jp/eisei/syokuanzen/anzen.shtml
農林水産物の安全・安心確保計画
http://www.pref.kagawa.jp/eisei/syokuanzen/nourin.shtml
消費者の食の安全・安心推進計画
http://www.pref.kagawa.jp/eisei/syokuanzen/kenmin.shtml
讃岐の食~地産地消を通じた食育
http://www.pref.kagawa.jp/nousei/santa/
農政水産部農業生産流通課
http://www.pref.kagawa.jp/seiryu/top.htm
香川県食育推進会議
http://www.pref.kagawa.jp/pubsys/cgi/contents_view.cgi?cd=14821
健やか香川県民運動
http://www.pref.kagawa.jp/kenmin/undo/sukoyaka/index.htm
健やか香川21ヘルスプラン
http://www.hw.kagawa-swc.or.jp/health/index.html
香川県教育委員会
http://www.pref.kagawa.jp/kenkyoui/
香川県教育基本計画
http://www.pref.kagawa.jp/kenkyoui/somu/vision/kihonkeikaku/index.php
[ 07/04/24 取材メモ・リンク ]