都道府県状況 44 大分県
都道府県状況 44 大分県
大分県の学校給食所轄は大分県教育庁体育保健課である。
大分県は、公立小学校で完全給食341校、ミルク給食3校、公立中学校で完全給食138校、ミルク給食5校である。未実施はない。
小学校98校、中学校17校が単独調理場方式、小学校243校、中学校121校がセンター方式による。
米飯給食は、完全給食で公立小中学校週平均3.1回。センターも含む自校炊飯は、小学校100校、中学校45校で、
委託炊飯は小学校241校、中学校93校。
大分県の栄養教諭配置については、導入の検討中。
「平成18年度大分県教育行政基本方針」によると、「児童生徒の望ましい食習慣の形成に向けて、 栄養教諭制度導入に向けた具体的検討を進めるとともに、食育を推進する指導の手引きの作成を行い、 学校給食における地産地消を促進する取組を進めます」とある。
「大分県食育推進計画」は平成18年3月策定。担当は大分県食の安全確保推進本部食育専門部会(大分県生活環境部食品安全・衛生課)
である。
スローガンは「うまい、楽しい、元気な大分」
目標は「健やかに食を楽しむ心豊かな人づくり」「次世代へ受け継がれていく活力ある地域づくり」
視点として、「健全な食生活を実践できる県民の育成(世代ごとの取り組み)」「魅力あふれる“地域の食”づくり(地域での取り組み)」
「食をはぐくむ環境との共生(次世代へつなぐ取り組み)」
施策体系として、「食育推進体制の整備と情報の共有・発信」「健やかな食生活を実現できる県民の育成」
「大分の食で創る魅力あふれる地域づくり」「県民が主役の食育推進運動の展開」「環境に配慮した食育の推進」
をあげている。
また、この推進計画に合わせて「おおいた食育ネットワーク」が設置された。
「大分県食育推進基本計画」概要版のパンフレットでは、学校の役割として
「子どもたちの望ましい食習慣の形成に結びつけられる実践的な態度を育成する食の指導に取り組みましょう。
◎幼稚園においては、保育活動、小・中学校及び高等学校においては、各教科及び総合的な学習の時間などを通じて、
家庭や地域と連携した体験的活動を取り入れ、発達段
階に応じた指導に取り組みましょう。
◎好ましい人間関係の形成や集団生活に基づく社会性や協調性を育てる給食指導に努めましょう」としている。
平成15年9月に、「大分県食の安全確保推進本部」が設置され、「大分県食の安全・安心推進条例」(平成17年3月)、 「大分県食品安全行動計画」(平成18年3月)という体制になっており、「大分県食育推進計画」もその流れや「生涯健康県おおいた21」 などの流れを汲んでいる。
おおいた食の安全・安心のひろば
http://www.pref.oita.jp/13900/suishin/index.html
食育コーナー
http://www.pref.oita.jp/13900/suishin/syokuiku/corner/index.html
大分県農林水産業
http://www.pref.oita.jp/nourin/index.html
生涯健康県おおいた21
http://www.pref.oita.jp/12200/oita21/
大分県教育委員会
http://edu.oita-ed.jp/
大分県の学校給食の現状について
http://taiku.oita-ed.jp/kenko/index.htm
平成18年度大分県教育行政基本方針
http://edu.oita-ed.jp/18gyoseigaiyou/kihonhousin.pdf
大分県学校給食会
http://www9.ocn.ne.jp/~e-ogk/
[ 06/07/01 取材メモ・リンク ]