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北海道、食の安全・安心基本計画を策定、栄養教諭増、地産地消の数値目標

北海道、食の安全・安心基本計画を策定、栄養教諭増、地産地消の数値目標

北海道は、「食の安全・安心条例」に基づき、食の安全・安心委員会を設置し、2005年12月12日、「北海道食の安全・安心基本計画」 を策定し、「食育推進行動計画答申」等を行った。この基本計画には、学校給食に関するいくつかの指標を数値目標を上げて行っている。

●栄養教諭
16年度0人→ 20年度511人

●学校給食道産食材購入(金額ベース)
3年度39% → 21年度70%

●道産小麦パンを使用している市町村数
16年度74市町村→ 21年度全市町村

栄養教諭については、「現行の学校栄養職員を、給食の管理と食に関する指導を一体的に行う栄養教諭として養成するとともに、 栄養教諭に対する研修を実施し、指導力等の向上を図ります」として積極的に学校栄養職員を栄養教諭に転換する方針を示した。

食育については、「豊かな自然環境を有し、農業や漁業などが盛んで生産現場が身近にあることなど、 その優位性を活かした北海道らしい食育を具体的に推進していくため、食育推進行動計画を策定し、家庭、地域、学校など様々な場において、「食育」 を総合的に推進します」として、地域での農林漁業体験、食文化や郷土料理などの交流、栄養教諭を小中学校に配置し、学校給食の献立を 「生きた教材」として活用することを明記し、「地産地消」「食育」北海道にあった「スローフード運動」などを総合的に推進する「愛食運動」 を行うとしている。

そのほか、有機農業生産者(戸数)を、16年度295戸→ 21年度1,000戸との数値目標もある。

北海道では、BSE問題や遺伝子組み換え大豆の作付けをめぐる問題などを経て、食の安全安心条例が2005年3月に成立し、 農業や食に関する行政の軸足を環境・安全・安心・地産地消などに移しつつある。


北海道
http://www.pref.hokkaido.jp/menu.html

北海道農政部食の安全推進室食品政策課
http://www.pref.hokkaido.jp/nousei/ns-rtsak/shokuan/conf.html

北海道食の安全・安心基本計画
http://www.pref.hokkaido.jp/nousei/ns-rtsak/shokuan/shoku-kihonkeikaku.html

[ 05/12/29 取材メモ・リンク ]


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