都道府県状況 9 栃木県
都道府県状況 9 栃木県
■食育推進計画に関して(2007年1月26日現在)
栃木県は、平成18年12月26日に、「栃木県食育推進計画」を発表した。
平成18年11月9日から12月8日にパブリックコメントを求めてのちに確定、発表したもの。
所轄は、栃木県農務部農政課食育・地産地消担当である。
内容は、地産地消や「とちぎ健康21プラン」などの連携が色濃く出ている。
「とちぎ健康21プラン」は保健福祉部健康増進課の担当。
【数値目標(一部)】
「食に関する指導」の年間指導計画を作成した学校の割合(小・中)
40.8%(H17)→100%
「食育だより」を発行している学校のある市町村の割合 100%
学校給食における地域農産物の活用状況(食材数ベース)30%
毎日朝食を食べる児童生徒の割合(小・中・高) 82.8%(H17)→86.8%
30歳代男性の朝食欠食率 33.8%(H15)→15%以下
野菜の摂取量(成人/日) 335.0g(H15)→350g以上
牛乳・乳製品摂取量(成人/日) 90.8g(H15)→130g以上
児童の肥満の割合 3.6%(H15)→2.7%以下
20~60歳代男性の肥満者の割合 29.5%(H15)→15%以下
40~60歳女性の肥満者の割合 32.1%(H15)→20%以下
【学校関係の施策】
学校関係については、
各学校における「食に関する指導」の年間計画の作成
栄養教諭の配置の促進
「学校給食を生きた教材として活用できるよう献立等の充実を図るとともに、地場産物の活用を促進」
栄養教諭と養護教諭、学校医等との連携を促進
学校給食に地産地消ウィークの設定等で地域農産物の利用拡大促進
地域農産物が学校給食等に安定的に供給され、利用できる体制整備
【学校(小、中、高)での取り組み】
○「毎日朝食を食べようキャンペーン」の実施
○農業体験や生産者との交流
○食物アレルギーや肥満傾向など個に応じた指導の充実
○健康状態の改善など指導プログラムの研究・実践
○食の安全や栄養に関する情報の提供
○学校給食の充実や地場農産物の活用
○郷土料理、伝統料理の活用
○友達との楽しい会食や正しいマナーの醸成
栃木県
http://www.pref.tochigi.jp/index.html
農務部農政課
http://www.pref.tochigi.jp/nousei/index0.html
とちぎ地産地消推進方針(第Ⅱ期)
http://www.pref.tochigi.jp/nousei/keikaku/tisan/index.html
栃木県食育推進計画(案)のパブリック・コメントの実施について(決定計画も掲載)
http://www.pref.tochigi.jp/nousei/keikaku/plan/publicsyoku.html
保健福祉部健康増進課
http://www.pref.tochigi.jp/fukushi/index0.html
とちぎ健康21プラン
http://www.pref.tochigi.jp/fukushi/keikaku/21plan/index.html
■2006年3月23日のまとめ
栃木県の学校給食については、教育委員会事務局健康福利課が担当している。
栄養教諭の採用は検討中。
栃木県では、平成2年度から県として県産米の使用、平成10年度には大豆製品、平成14年度には県産小麦100%
のうどんや米粉パンなどを採用している。米飯給食は週3回。38市町村が地場産(市町村産)米を給食に使用している。
平成16年3月に、教育委員会は「学校給食地場産物活用事例集」をまとめて公表。地場産品活用で課題となる流通、価格、衛生管理、献立、
季節、指導方法などについて事例をまとめている。
(栃木県の学校給食実施状況はホームページ上にない模様)
栃木県
http://www.pref.tochigi.jp/index.html
栃木県産農産物を利用した学校給食
http://www.pref.tochigi.jp/keizai/sonota/09/index.html
学校給食地場産物活用事例集
http://www.pref.tochigi.jp/fukuri/zibasan/index.htm
とちぎ食の安全・安心インフォメーション
http://www.pref.tochigi.jp/shokuhin/index.html
(財)栃木県学校給食会
http://www.tgk.or.jp/home.html
[ 07/01/26 取材メモ・リンク ]