単行本「吉原ひろこの学校給食 食べ歩記3 “食べ残し”編」 吉原ひろこ
学校給食現場の知恵と工夫が満載
単行本「吉原ひろこの学校給食 食べ歩記3 “食べ残し”編」 吉原ひろこ(1600円 サテマガ・ビー・アイ)
日本全国400校近くの学校を訪ね、学校給食を食べながら、学校給食や食育、教育のあり方を見つめ続けている吉原ひろこさんが、
これまでの「食べ歩記」から“食べ残し”をテーマに1冊の本としてまとめられました。
食べ残しの背景にある、家庭や社会の問題、学校のあり方、学校給食の内容、給食時間などを考えながら、
各地の学校給食の事例を取り上げています。給食時間を
10分長くして給食のあり方を変えた小学校、子どもたちに給食室での手作りを見せる調理室、おいしさにこだわり、
徹底して調理方法の改善を図っている調理員、地場の食材と手作りを徹底する栄養士、ランチルームやバイキング給食の効果的な運営方法、
地場産食材や子どもたちがつくる野菜を使った給食など、地域や学校運営とも連携した仕組み。学校、地域、栄養士、調理員らの知恵と技術、
努力が結集したとき、学校給食が生き生きと、おいしく、すてきで、子どもたちの心を育むものになることを紹介しています。
この1冊を読めば、目指したい学校給食の未来が見えてきます。学校給食を食育として活かし、学校生活を豊かにする事例集として、
おすすめです。
[ 10/04/30 取材メモ・リンク ]