学校給食ニュース
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時事情報1999年


●福岡県古賀市、遺伝子組み換え納入自粛を求める
西日本新聞99年12月10日付よると、 福岡県古賀市教委は、学校給食の安全性を配慮して納入業者に対し遺伝子組み換え食品を納入しないよう要請する方針を明らかにした。ただし、 給食費の関係上、すべてを今すぐ排除することは困難としている。(99.12.31)

●佐賀市、遺伝子組み換え食品の給食使用を禁止
日本農業新聞99年12月8日付によると、佐賀市教委は、2000年6月から遺伝子組み換え食品の給食への利用を禁止する。禁止されるのは、 2001年4月から表示が義務づけられる24食品。また、表示義務のない醤油・油についても原料の非組み換え食品化を図る。 遺伝子組み換え食品の危険性を危惧しての措置。(99.12.31)

●文部省、学校給食での遺伝子組み換え食品規制せず
薬事日報99年12月6日付によると、文部省は遺伝子組み換え食品を学校給食に使用することに関して規制する考えがないことを明らかにした。 (99.12.31)

●山梨では、2市3町で非組み換え食材使用
日本農業新聞99年10月29日付によると、 山梨県内では甲府市をはじめ2市3町の議会で学校給食食材を非遺伝子組み換えに切り替えることが採択されている。 生活クラブ生協山梨の記者会見によるもの。甲府市では、ミックスベジタブル、冷凍ジャガイモ、乾燥大豆が国産になり、味噌、醤油などは、 非組み換えである証明がある品に替わったという。食材経費上昇分は市が負担している。(99.11.21)

●宇都宮市、遺伝子組み換え食品を排除
下野新聞99年9月9日付けによると、宇都宮市の教育長は、 8日の市議会で安全性が確認されるまで原則として学校給食に遺伝子組み換え食品を使用しないとの方針を明らかにした。なお、 3年前から納入業者や製造業者に対し可能な限り非組み換え食品であることを確認して購入しているという。(99.9.29)

●スナック菓子から、未承認組み換え遺伝子
 遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーンでは、日本で市販されている6種類のコーン菓子を検査し、 そのうち5種類に遺伝子組み換えコーンが含まれていることを確認しました。さらに、そのうち3種類は、日本の農水省、 厚生省がガイドラインで承認や確認を行っていない品種のコーンが含まれていることが分かりました。
 現在、遺伝子組み換え作物については農水省と厚生省で審査や承認を行っています。農水省は、 輸入や開放系での実験や栽培などの利用について審査を行い、厚生省は、食品安全の見地から評価承認を行っています。 このいずれも行われていない遺伝子組み換え作物が、日本に輸入され、加工、販売されていたのです。
 遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーンは、回収と輸入差し止めを求めるとともに、現在の確認・審査承認では罰則を持てないため 「原則禁止の規制法」の必要を訴えています。また、表示義務化や水際での監視体制を求めています。
 この3種類とは、ハウス食品の「とんがりコーン」、湖池屋の「ポリンキーあっさり味」、ヤマザキナビスコの「プチコーン薄味」です。
 同キャンペーンでは、「遺伝子組み換え食品検査運動」を立ち上げ、検査費用を市民で出し合い、ひとつずつ様々な食品を検査するとしています。
検査運動は、1口1000円から受け付け。
郵便振替口座 00100-5-727877
口座名義   遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
通信欄に 「検査運動」と明記のこと。

問い合わせ:遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン事務局
電話:03-3711-7766 FAX:03-3715-9378(日本消費者連盟内)(99.8.8)


●非遺伝子組み換え食材導入の動き
  東京新聞99年3月16日付では、 遺伝子組み換え食品に対する学校給食の対応について特集。神奈川県藤沢市が遺伝子組み換えをしていない食品や農産物に切り替えた例を報じ、 他に神奈川県大和市、埼玉県川越市、山梨県甲府市、東京都町田市、練馬区、北海道石狩市などが取り組んでいると紹介している。 このうち大和市の例では、醤油や油などの原料費が高くなり、 給食費に換算するとひとりあたり月13円ほどのコスト増になっていることを紹介している。(99.4.1)

[ 99/12/31 遺伝子組み換え ]


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