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事例 T・Tによる牛乳の栄養指導

●事例 T・Tによる牛乳の栄養指導

99年夏の学習会で事例報告をお願いした三重県松阪市学校栄養職員の牧戸悦子さんから、 事例報告に関連した資料をいただきました。ありがとうございました。

第一学年 学級指導学習指導案

場所  第一学年教室
指導者 教諭
    学校栄養職員


1、題材 牛乳を飲もう

2、 目標 牛乳には骨や歯を作ったり丈夫にしたりするカルシウムが多く含まれていることを知り、 進んで飲むようにする。

3、指導にあたって
(1)題材について
 国民栄養調査の結果では、毎年のように日本人のカルシウム不足を指摘している。また、虫歯や骨折等、 カルシウム不足の因果関係が取り上げられている。このようなことから、本題材にある「牛乳を毎日なぜ飲むのか」という素朴な疑問に気づかせ、 牛乳に含まれる栄養素が骨や歯をつくることを自分自身の体作りや健康の維持という視点でとらえることができるよう考えさせたい。
(2)指導について
 給食に毎日でてくるものを思い出させ、その中の飲み物について取りあげる。そして、なぜ毎日牛乳が出てくるのか疑問を持たせた後、 1年生の児童にも興味や関心がもてるように、牛乳の絵を書いた布、 牛乳とジュースのカルシウムを比較した骨の絵や腹話術人形を使って気づかせようと考えている。また、牛乳だけではなく、 牛乳からできる乳製品等もカルシウムがたくさん含まれていることを知らせたい。
 また、近年には、牛乳アレルギーの児童が増加しているので、該当している児童への配慮が必要であると考えなければならない。 牛乳の代用食品として、カルシウム面では小魚類や海草類があげられることも伝えたい。

4、展開

学習活動
指導形態
指導形態
T1の留意点
T2の留意点
*学校栄養職員(給食の先生)について知る。 学校栄養職員の紹介をする。
*毎日給食に出てくる飲み物を発表する。 毎日の給食を思い出させる。
*なぜ、毎日給食に牛乳が出てくるのか発表する。
 ・栄養がある。
 ・体が大きくなる。
 ・骨が強くなる。
発表者をあてる カードをはる
*牛乳にはカルシウムがたくさん含まれていることを知り、その働きについて知る。
 ・骨や歯を強くする。
 ・心臓がうまく働く。
 ・血を止める。
 ・イライラをおさえる。
牛乳の絵をはりカルシウムという言葉を理解させる。
児童の意見と比較する。
*オレンジジュースとカルシウムの含まれる量を比較する。 カルシウムの量をカードではる。
カルシウムの数を数えさせる。
*牛乳からできている食品を知る。
 ・チーズ
 ・ヨーグルト
 ・バターなど
牛乳の絵を見せながら、牛乳からできている食品を理解させる。
*牛乳が大変美味しい飲み物であることに気づく。
*牛乳が成長のためには大変大切であることに気づく。
牛乳を飲まず嫌いの、腹話術人形を登場させ、牛乳が大変美味しい飲み物であることに気づかせる。
*カルシウムが多い牛乳の代用食品を考えて発表する。 牛乳の代用食品を考えさせる。
*本時の学習で分かったことを発表させる。 本時の学習内容を考えさせる
*学校栄養職員(給食の先生)に、礼を言う。 学校栄養職員に礼を言わせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


5、授業を終えて
 児童は、毎日給食に出てくる牛乳という身近な食品を取り上げたため、意欲的に取り組めたようである。腹話術人形を用いたり、 牛乳のカルシウムの含有量を骨の本数で視覚に訴えることができてよかった。また、牛乳に含まれるカルシウムの多さを実感でき、 オレンジジュースの飲み物とも比較することができた。
 学級担任と学校栄養職員と連携を取りながらのT・T実践ということで、専門性を生かした、食に関する指導面では学校栄養職員、 児童への働きかけなどは学級担任と役割分担したので、授業は比較的順調に進めることができたように思われる。
 また、本時の学習内容を記憶している児童も数人おり、学校栄養職員に「牛乳飲んどるよ」とか「今日の給食美味しかった」などの言葉かけもあり、 食に関する興味や関心が持たれるようになったようにも思われる。

[ 99/12/31 食教育 ]


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