時事情報 1999年 環境関係ほか
●神奈川県で養豚業者が給食残さなどを飼料化
流通サービス新聞99年12月14日付けによると、神奈川嫌悪養豚農家3社は学校などの給食残さを飼料化する事業をはじめる。農業法人を設立し、
風力や太陽光などのエネルギーを利用した発酵プラントを開発、契約農家で飼料を利用する。かながわ異業種交流センターが支援する。。
(99.12.31)
●愛知県などの生ごみ処理機の動向
中日新聞99年12月11日付けは、ごみを見に行こう「給食に生ごみ処理機」と題し、学校現場での生ごみ処理機について特集している。
それによると、名古屋市では、ごみ減量施策の一環として99年に市内28小学校へ生ごみ処理機を導入した。また、
名古屋市名東区の引山小学校では「引山エコワールド事業」の一環で先行して生ごみ処理機を導入、たい肥作りや環境教育に役立てている。
春日井市では、センター給食だが、市内37校中20校に処理機を導入した。食べ残しなどをたい肥化するもので、環境教育がねらい。
福井県武生市は、家庭用処理機を教育教材として全校に導入。岐阜県安八町では給食センターに導入し、ごみ減量と有機栽培推進に活用している。。
(99.12.31)
●広島市内、給食残菜の堆肥化すすむ
中国新聞99年10月5日付によると、広島市内の小学校で、給食残菜などを堆肥にかえる装置の導入がすすみ、109校中20校が導入している。
できあがった堆肥は、授業での栽培や下段、植木の肥料、PTAなどへの無料配布を行っている。(99.10.23)
●広島県で生ごみ堆肥化が広がる
99年5月16日付の中国新聞によると、広島県内の小中学校で、学校給食から出る生ごみを堆肥化する取り組みが広がっている。
4年前から取り組みをはじめ、徐々に生ごみ発酵処理機の導入を進めている。ダイオキシン対策のため、学校の焼却炉が使えなくなり、
学校からでるごみを減らすことを目的にはじまった。この取り組みをきっかけに、堆肥を活用して、地域の農業に利用してもらったり、
学校田で堆肥を利用したりと、地域交流や環境教育にも活用がはじまっている。広島市では、
将来的に学校給食を実施する市内116校すべてに生ごみ発酵処理機を導入するとしている。(99.6.1)
●給食廃油からカラー印刷インク
日経産業新聞99年3月24日付では、凸版印刷が植物性廃油を使いカラー印刷用インクとして再生する技術を開発したと報じている。
学校給食や外食産業などの廃油を対象としている。(99.4.1)
[ 99/12/31 環境関係 ]