イギリスでジャンクフードのCM規制へ
中国新聞06年11月18日付によると、イギリスの情報通信庁(OFCOM)は、16歳未満を対象にしたテレビ番組等で、脂肪分、
塩分、糖分が一定の基準を上まわる食品についてはCMの規制を行うという決定をくだしたと報じた。
以下、英語のリンク
OFCOM http://www.ofcom.org.uk/
New restrictions on the television advertising of food and drink
products to children(06年11月17日)
http://www.ofcom.org.uk/media/news/2006/11/nr_20061117
これにより、イギリスの放送局は、大きな広告収入を失うことになる。これは、テレビ広告が脂肪分、塩分、
糖分を多く含むいわゆるジャンクフードの宣伝を行い、
それにより子どもの肥満症などへの影響をもたらしているという調査と判断があったものである。
画期的な決定であり、近年、学校給食のあり方や食と子どもたちの健康について関心が高まっているイギリスらしい決定でもある。
日本でも、終日さまざまな食品のCMが流され、そのなかには、明かに脂肪分、塩分、糖分が高い食品、飲料のものが多く流れている。
このような商業優先で、子どもの健康への配慮に欠けたCMに対する規制は日本でも検討、実現可能であろう。
そういう運動が必要なのではなかろうか。
[ 06/12/18 その他 ]