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長崎県佐世保市、センター化、民間委託へ

●長崎県佐世保市、センター化、民間委託へ
長崎県佐世保市の「学校給食検討委員会」は、08年5月29日の「佐世保市における中学校給食の実現について」の答申に続き、 11月21日に「佐世保市の学校給食のあり方について」の答申を行った。
佐世保市は、小学校46校、中学校26校中9校が完全給食、中学校17校がミルク給食であり、自校方式38、親子3、 センター3となっている。このうち1センターが民間委託、他は直営である。
答申は、学校給食の「生きた教材」を強調しつつ、センター統一化、民間委託化を答申としている。
答申における実施手法として
「佐世保市における学校給食調理施設については、HACCP(ハサップ)の考え方を取り入れた給食センターに統一していくことが適当である。 ただし、離島や半島を有するなど、佐世保市の地理的要件を考慮する必要があると考えられる。
調理士とのふれあいや、食育について、自校方式のメリットを取り入れるような工夫をした給食センター整備を検討していただきたい。
調理施設の方式については、食に対する安心・安全の面で、衛生管理が徹底できること、多様な献立と食物アレルギーへの個別調理への対応、 さらに、コスト面でも節減が可能であると考えられることから、給食センター方式を選択するものである。
また、献立作成や食材の調達、衛生管理は市が責任を持って行い、調理、配送業務については、 子どもたちの安全を最優先しながら民間活力の活用を図られたい。
調理・配送業務は、中学校と同様、 きちんとした衛生管理基準や委託基準を作成した上で民間委託を実施するのであれば何ら問題はないと考えられるものである。
なお、検討委員会においては、次のような意見が出された。
・自校方式のメリットはある。しかし、現在の社会情勢を考えると、現状の自校方式の調理場を支えていくだけの財政基盤があるのか。
・自校方式を維持していくために、給食実施に過大なコストをかけることが適当なのか。
・作る人とのふれあいは、大切なものであるが、 例えば地域の中での人とのふれあいなどいろいろな方法で食育を進めることができるのではないか。」
としている。

長崎県佐世保市
http://www.city.sasebo.nagasaki.jp/

長崎県佐世保市、学校給食検討委員会
http://www.city.sasebo.nagasaki.jp/www/genre/0000000000000/1209084644175/index.html

 

 

●長崎県佐世保市、小中学校のセンター化、 民間委託化を検討(08年11月9日の記事)
長崎県佐世保市の学校給食検討委員会は、 2008年5月29日に、「佐世保市における中学校給食の実現について」の答申を行った。
答申では、給食センター方式が適当として、「自校方式と同様の温かい食事の提供や、食物アレルギーを持つ子供への代替食の提供が可能」とし、 「集約された施設であることから、衛生管理の徹底や人件費等の経費節減を図ることができる」としている。 将来的には一定規模の給食センターに集約することを前提に、当面、親子方式などの複数方式を検討としている。
佐世保市は、小学校46校、15230食(H18)、中学校6校705食で完全給食を実施。 中学校20校6772食はミルク給食となっている。小学校は、41校が単独校方式、5校がセンター方式。中学校は単独校3校、 センター方式3校となっている。

中学校給食センター化答申後の検討委員会では、小学校のセンター化、また、センター化後の調理の民間委託化などについて議論され、 方針が出される模様。11月に新たな答申が出される方向。

長崎県佐世保市
http://www.city.sasebo.nagasaki.jp/

長崎県佐世保市、学校給食検討委員会
http://www.city.sasebo.nagasaki.jp/www/genre/0000000000000/1209084644175/index.html

[ 09/01/30 施設設備 ]


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