学校給食ニュース
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都道府県状況 47 沖縄県

都道府県状況 47 沖縄県

■食育推進計画(2007年4月20日現在)
沖縄県は、2007年2月8日に、沖縄県食育推進計画を策定、パブリックコメントを経て発表した。
サブタイトルは「食育おきなわ うまんちゅ(万人)プラン」

担当は、沖縄県食の安全・安心推進本部事務局福祉保健部薬務衛生課食品乳肉班 食の安全推進グループ。

期間は、平成18年度から22年度までの5年間。
沖縄県食育推進本部、食育推進協議会を設置。

学校等における食に関する指導について、「学級担任を中心として、べんとうの時間、給食の時間、関連教科や学級活動、 総合的な学習の時間など、学校教育活動全体の中で広く行われています。
さらに、学校給食に地域の産物を使用したり、地域の伝統的な料理を提供することを通じ、 地域の文化や伝統に対する理解と関心を深めるなどの取り組みも行われてきました」と現状をまとめ、「今後は、 食育推進の中核を担う栄養教諭を早期に配置することで、学校における「食のコーディネーター」「食のカウンセラー」としての大きな役割」 を示している。
学校給食は、「生きた教材」と位置づけている。また、ドライ運用を図るよう研修等を実施するとしている。
このほか、学校給食栄養職員の研修や学校における食に関する指導計画の作成、食物アレルギーの「個別指導」、 保育所給食担当職員等の研修会などを挙げている。
米飯給食については、学校等の位置づけではなく、地域職場における食育の推進の「伝統的食文化の継承」に位置づけられており、 学校給食週間と並んでの取り組みとされている。
このほか、学校給食への地域食材の利用促進や、食育の普及啓発のために、給食だより、献立表、学校給食での地場産物、 郷土食の取り入れなどが書かれている。

【主な目標】 特筆ない場合(平成18年度 → 平成22年度)
22時以降に就寝する3歳児の割合 65.2% → 減少
3歳児肥満の割合(肥満度15%以上) 男の子4.1%・女の子4.7% → 減少
3ヶ月児の母乳育児の割合 37.5% )→ 増加
朝食を毎日食べる生徒の割合(「早寝早起き朝ごはん」の実践)
 小学生:87.3%(平成17年)→ 増加
 中学生:82.6%(平成17年)→ 増加
 高校生:67.2%(平成17年)→ 増加

 食に関する指導計画の作成 100%を目指す。
 学校給食施設のドライ運用 ウエットシステム施設(114施設・平成16年度)でのドライ運用化を推進。
 食育に関する計画の策定している保育所 69.2%(平成16年度) → 100 %

 肥満者の割合
  20~60歳代の男性 37.5% → 25%
  40~60歳代の女性 37.2% → 25%
 脂肪エネルギー比率 28.4% → 20~25%
 野菜摂取量 264g → 350g
 朝食の欠食率(20歳代男性) 28.2% → 20%
 米飯給食の実施 週3回以上
 島ヤサイの栽培マニュアルの策定 平成19年度に6品目
 県産食材使用率調査 (県内全小中学校センターの使用率調査を実施)
 市町村地産地消計画策定の推進、モデル地域の構築 14 市町村 → 累計21市町村


沖縄県食育推進計画
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/12616/umanchuplan.pdf


沖縄県食育推進計画(素案)への意見募集結果(2月19日)
http://www3.pref.okinawa.jp/site/view/contview.jsp?cateid=93&id=12614&page=1

沖縄の食の安全と食育
http://www.pref.okinawa.jp/shokunoanzen/top.html

保健福祉部薬務衛生課
http://www3.pref.okinawa.jp/site/view/cateview.jsp?cateid=93

沖縄県食の安全・安心確保基本方針
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/8788/syoku-no-anzen.pdf

健康おきなわ2010
http://www.kenko-okinawa.jp/

沖縄県教育委員会
http://www-edu.pref.okinawa.jp/index.html


■食育推進計画に関して(2007年2月12日現在)
沖縄県は、「沖縄県食育推進計画(素案)」を平成18年11月から12月にかけてパブリックコメント実施した。 結果公表予定は平成19年1月であるが、現在のところ公表されていない。担当は、福祉保健部薬務衛生課。

(計画が策定あるいは発表されたあと、あらためて取りまとめる予定)

■2006年7月2日までのまとめ
沖縄県の学校給食所轄は、沖縄県教育委員会保健体育課健康教育班である。

平成18年度現在、栄養教諭の配置はないようである。
学校給食に関する統計データは確認できなかった。

「第2次沖縄県教育推進計画」(平成17年3月)では、
「食育推進事業」として
食に関する指導の推進(学校・家庭・地域社会が連携した望ましい食習慣の形成、地場産物の活用)
・研修会等の開催(対象:学校栄養職員等学校給食関係者)
・低廉で安全かつ安心な学校給食物資の供給
・食育推進検討委員会(仮称)の設置
を行うとしている。

「沖縄県食の安全・安心確保基本方針」は平成17年3月策定。「食育の推進」について、
○学習指導要領に基づき、給食の時間や教科指導、学級活動、総合的な学習の時間など広く学校教育活動全体を通した食育を推進します。
○児童生徒の望ましい食習慣の形成を図ることを目的とした食育推進検討委員会(仮称)を設置し、児童生徒の食生活実態調査をもとに、 発達段階に応じた食育カリキュラムの作成、食育実践事例集、食育啓発リーフレットを発行する等、食育の充実に努めます。
○研修会等を開催し、指導者の意識の高揚と資質の向上を図ります。
○研究校・研究地域を指定し、先進的な研究を行い、その成果の普及啓発に努めます。
○給食だよりなどによる情報提供や啓発活動、地域の人材活用など、学校・家庭・地域社会や関係機関等が連携した食育を推進します。
○地域の文化や伝統に対する理解と関心を深めるため、学校給食において郷土料理の提供や地場産物の活用を促進します。
○学校栄養職員、学級担任、養護教諭、学校医等が連携し、個別指導に適切に対応してまいります。
○食習慣を見直す観点から、県民健康・栄養調査に基づき県民の食生活の改善対策と正しい食習慣の確立を促進します。
○食育推進ボランティアを育成し、これらの人材を活用して学校現場や地域社会における「食育」を推進します。
○豊かで安心できる食生活実践の推進、本県の伝統的食文化の継承または県産食材の紹介を行うための親子調理教室等を開催します。
 としている。

 

[ 07/04/24 取材メモ・リンク ]


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