香川県高松市の学校給食状況
香川県高松市の学校給食状況
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/
●合併により地場産が消えるか?
香川県高松市は、周辺7町と合併し、
新高松市となった。学校給食状況については、以下の通りであるが、主に小規模センター、単独調理場方式、親子方式が多いものの、
旧高松市をはじめ統一献立、一括購入がほとんどである。
一方、旧国分寺町では、独自献立、単独購入により、地場産給食をすすめ、地場産の生産マップや生産田畑作成、
総合学習との連動などを行っている。http://www.chushi.maff.go.jp/syokuiku/jerei/07.htm
(中四国農政局、食について自ら考え、豊かな生活を実践しようとする国分寺っ子の育成)
合併協定書などによると、これらすべての学校給食は、2007年度より高松市方式(統一献立、一括購入)にそろえるとしている。
高松市には、高松市農産物ごじまん品推進協議会があり、地場産品のPR活動を続けているが、すでに、旧高松市の段階で量が揃わない(3万食)
問題を課題として挙げており、07年度以降新高松市では4万食となるため「量の確保が困難である」と懸念している。
http://www.kagawa.info.maff.go.jp/kufu/200511(01-2C).htm
(農林水産統計・情報かがわ・新ブランド「高松産ごじまん品」)
●小中一貫統合計画と、センター化
旧高松市では、合併を前に2004年8月に「高松市小中学校適正配置等審議会答申」http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/file/3008_L15_tousinn.pdfを受け、
市内中心部の小中学校の統合計画を立て、高松市に新設統合校整備室を設置(http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/2994.html)
した。
新設統合第一小中学校(仮称)は、3小、2中学校を統合し、2009年度開校を予定。
新設統合第二小学校(仮称)は、3小学校を統合し、2010年度開校を予定している。
適正配置等審議会答申では、小中一貫校などの提案のほか、統合後の跡地に学校給食センターを新設すべしとする提言を行っている。
すでに、第一小中学校については、計画案が示されており、学校給食の調理施設は示されていない。
「答申」に沿って、高松市は、センター方式への切替を目指す方向にみえる。
●民間委託化も検討に
旧高松市は、合併前の2005年10月に財政運営指針「
“選択と集中”将来にわたり持続可能な健全財政を目指して」http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/file/3614_L12_unnei.pdf を示し、
その中で、学校給食調理について民間委託化も検討すべきとしている。
[ 06/01/19 取材メモ・リンク ]