時事情報 2002年 環境関係ほか
●秋田県十文字町で循環カレー
秋田魁新報02年9月17日付によると、秋田県十文字町では生ごみ分別収集とたい肥化を目標としており、モデル事業を実施、
02年度は小中学校で児童生徒の一部が生ごみ分別収集に協力し、一部の給食残さを回収した。これを地元農家でたい肥化して野菜を育て、
「循環カレー」として給食に出した。(02.10.21)
●東京都練馬区、給食残さでたい肥
東京新聞02年7月3日付によると、練馬区は、区立小中学校103校中、
自校で給食残さたい肥化して消費している学校を除いた93校とセンター2カ所からの残さ年約720トンをたい肥として加工、「練馬の大地」
というブランド名で出荷をはじめた。区内120戸の生産者に配布、将来は市販も目指すとしている。(02.07.18)
●横浜市、残さ飼料豚経過
日本農業新聞02年3月20日付は、横浜市が試行している生ごみを飼料として豚を生産する事業の経過を報じている。
学校給食や事業所の生ごみを発酵や乾燥などによって飼料に変え、養豚飼料の一部に使おうという計画。市内の養豚業者17戸のうち、
実験を行っているのは3軒で、うち1軒がこのほど一部を食肉にした。肉質もよいとして、学校給食での使用に向けた準備を続けている。また、
協力をしている事業所の社員食堂やホテルなどでは、つまようじやプラスチック類の分別の徹底を課題に上げている。(02.03.30)
●横浜市、給食残さを豚のえさに
神奈川新聞02年1月29日付によると、神奈川県横浜市は給食残さを飼料に加工、豚のえさとして活用するリサイクル事業を開始する。金沢区、
磯子区の約40校の残さ、年間約270トンを回収し、金沢区の飼料工場で加工、年間54トンの飼料を生産し、市内17の養豚業者が飼育、
市内市場で流通させるとしている。(02.02.08)
●東京都葛飾区、給食残さ肥料使用の果物
東京新聞02年1月31日付によると、東京都葛飾区では1995年から区内の小中学校にコンポストを設置、たい肥化し、
年間45トンのたい肥を作っている。そのうち30トンを栃木県岩舟町のJAに提供、昨年秋より、生産されたナシ、巨峰、イチゴ、
トマトなどを区内の直売所で販売している。(02.02.08)
[ 02/12/31 環境関係 ]